『深夜特急』の世界
『深夜特急』という本を知っているだろうか。
当時26歳だった沢木耕太郎が、香港からロンドンまでを旅した紀行文であり、第1巻出版から30年以上経った現在でもバックパッカーのバイブルとしての地位を確立している。
私は大学2年のとき、この本を初めて手にした。
私は幼少の頃から鉄オタだったが、そろそろ海外の鉄道、特にヨーロッパの鉄道に乗ってみたいという願望が芽生えてきた。
ネットでいろいろ検索しているうちに、この本の存在を知ったのだ。
調べてみると、大学の図書館にあるという。
私は全3巻をすべて借り、貪るように読んだ。
読み終わった半年後の春休み、私はヨーロッパへ3週間の旅に出た。
今思えば、もっとバイトをして金を貯め、夏休みや春休みをすべて費やしてユーラシアを横断するような旅をしてみたかった。
20歳かそこらの私を旅行に駆り立てたのは、この『深夜特急』であった。
というわけで、ぼくも深夜特急みたいな文章を書いてみたくなったので、次回からオナニー紀行文書きまーす(^-^)